歯周病ってそもそも何?
虫歯治療は皆さんイメージがしやすいと思うのですが、歯周病治療はどうでしょう?歯茎が腫れたり、出血あるいは歯槽膿漏で歯が抜けるイメージはあると思いますが、実際の治療で何をしているかご存知の方は意外にも少ないです。
歯周病治療は、昔からどこの歯科医院でも行っている「歯磨き指導」と「歯石を歯科医院専用の機械で除去」する基本的な治療の一つです。(衛生士さんが治療するイメージのもの)
ではなぜそのような治療なのでしょうか?それを考えるには、まずそもそもの歯周病とは何なのか?を知っていないとイメージがしにくいです。
歯周病治療は、昔からどこの歯科医院でも行っている「歯磨き指導」と「歯石を歯科医院専用の機械で除去」する基本的な治療の一つです。(衛生士さんが治療するイメージのもの)
ではなぜそのような治療なのでしょうか?それを考えるには、まずそもそもの歯周病とは何なのか?を知っていないとイメージがしにくいです。
歯周病と虫歯の違い
虫歯が家を壊すイメージに対して、歯周病は家の地盤から溶けるイメージです
この絵のイメージは歯においての感覚も似ています。例えば虫歯では直接的に家である歯を壊されていくので、目に見えて異変があるのがわかりますし、何より痛い!それにより歯の治療=虫歯治療というイメージが先入観として強いのだと考えます。一方で歯周病では、家の土台がグラグラになるイメージです。これは家の土台や基礎がちょっとずつ緩くなり、例えば地震があった時に一気に倒壊するイメージです。それが歯になると、歯の支えである基礎(歯茎より内側にある「骨」)がちょっとずつ歯周病の進行により「骨が溶け」、そして倒れて抜けてしまう。土台も歯も、「ちょっとずつ」というキーワードがミソで、気づかない内に進行が進んでしまいます。そして、一度進行すると元に戻らない。これが歯周病の特徴なのです。